1976年生まれ(昭和51年生まれ)が「やばい」と言われる理由

1976年生まれ(昭和51年生まれ)が「やばい」と言われる理由

1976年生まれ(昭和51年生まれ)が「やばい」と言われる理由は、1976年生まれの世代が「就職氷河期」に直面して、就職難の壁にぶちあたってしまったためです。

この記事では、1976年生まれが「やばい」と言われる理由を深堀りして解説していきます。

1976年生まれ(昭和51年生まれ)が「やばい」と言われる理由

就職氷河期

1976年(昭和51年)生まれが大学を卒業したのは1999年(平成11年)です。この時期はちょうど「就職氷河期」と呼ばれていた時期にあたります。

就職氷河期には、不景気で企業の求人がぐっと減り、正社員になれず、契約社員や派遣社員などの非正規の仕事しか得られなかった人も多い時期でした。また、運よく正社員として就職できた人でも、入社早々から業績が悪化して、リストラの波にもまれることも多いほど厳しい時代でした。

この「就職氷河期」という言葉は、1994年の流行語大賞に選ばれるほど社会的に注目を集めました。

  • 就職氷河期は、日本において1991年のバブル崩壊の経済的な不景気以降に就職難となった時期を指す。
  • バブル崩壊から金融危機(1993-2000年卒
    バブル崩壊後から金融危機後の就職が困難であった時期(1993年から2005年卒までが該当すると考える専門家もいる)を指す語。失われた世代(うしなわれたせだい)、ロストジェネレーションと呼ばれることもある。
  • 大卒者の雇用環境もこの時期に厳しく悪化した。リクルートワークスの調査によれば、1991年をピークに求人倍率は低下傾向で推移し、2000年にはついに1倍を下回った
就職氷河期 | ウィキペディア

1976年(昭和51年)生まれによる就職氷河期の体験談 1

就職氷河期

以下は、Yahoo!知恵袋での1976年生まれによる就職氷河期の体験談です。

この会社に入社したい!という前向きな気持ちではなく、脅迫観念に突き動かされて就職活動していたというのはかなり辛い状況です・・・。

  • 1976年生まれってバブルの恩恵も享受できず
    就職氷河期最悪の世代ですよね。
    まだ戦前の前後4年の方がマシって聞きました。
  • ズバリ76年生まれです。
    たしかに厳しかったですよね。
    就職活動は一年しかやってないから比較はできないけど、「就職先見つからないかも」という強迫観念で説明会を受けまくってました。
    6月くらいに内定もらった時はそれたけで勝ち組の気分でしたよ。
    夏休み終わっても決まってない人は周りにいっぱいいましたから。
Yahoo!知恵袋 より

1976年(昭和51年)生まれによる就職氷河期の体験談 2

派遣村

以下は、noteでの1976年生まれによる就職氷河期の悲惨さを物語る体験談です。

この体験談では、就職氷河期で高学歴でも就職が困難であったことや、社会に出てからも「派遣切り」に直面した人たちがたくさんいたという悲惨さが分かります。

  • 1997年、山一証券が経営破綻した。その煽りをモロに食らったのは翌年の就職活動組、すなわち1999年卒業の私と同窓年の人。
    一流大学、東大・京大や早稲田卒でも30社受けてやっと一社受かるかどうか、とも言われていたほどの超氷河期
    私はもちろん一社も内定貰えず、周りの内定者に至っては、卒業時にはその会社が倒産しているとかもたくさんあった。
  • 2001年には小泉政権が発足し派遣の自由化が認められた。これで状況は好転するかと思いきや、今度は派遣切りが続出、年末には派遣村と言う名の派遣切りをされた若年層ホームレスの救済所が出来たほどであった。
    私と同年およびその翌年の世代は、バブル期の放蕩経営によるとんでもない負債を全面的に押し付けられたのである。
不運な僕たち昭和51年生まれ(1976年) | note

1976年生まれが直面した就職氷河期に関するツイート

X(旧Twitter)では、1976年生まれが直面した就職氷河期に関するポスト(ツイート)が多くのいいねを集めていることから、現在でも多くの人の関心を集めていることが分かります。

特に以下のJR西の年齢構成のいびつさは就職氷河期の現実を物語っていますね・・・。

まとめ

  • 1976年(昭和51年)生まれが「やばい」と言われる理由は「就職氷河期」で厳しい時代だったため
  • 高学歴でも何10社も受けてやっと1社受かるほどの就職難だった。
  • 就職氷河期は正社員になれなかった非正規の人が多く、契約社員や派遣社員になっても「派遣切り」などの厳しい問題に直面した。