1995年(平成7年)生まれがやばい・最悪の世代・八方塞がりと言われる理由

1995年(平成7年)生まれの人たちは、「やばい」「最悪の世代」「八方塞がり」と言われることがあります。

この記事では、1995年生まれの人たちがなぜこのように言われてしまうのか、その理由を掘り下げて解説していきます。

1995年生まれがやばい・最悪の世代・八方塞がりと言われる理由

1995年(平成7年)生まれはが「やばい」と言われる理には、1995年生まれの人たちにとっての人生の節目節目で、日本の歴史に残るようなとんでもない出来事(震災や事件など)が絶対に起こっているためです。

後々振り返ると、他の世代が想像する以上に「1995生まれはハードモードな人生」であることがネット上で話題となったのです。

それでは、1995年生まれの人生の節目で何が行ったのか、順に追っていきましょう。

もしもの時の備えに防災グッズも用意しておきましょう!

1995年生まれの年表

1995年生まれにとっての人生の節目を年表にまとめました。悲惨さが一目で分かるのではないでしょうか。

生まれた年に大きな震災や凶悪事件があり、人生の節目で「9.11」や「3.11」など、社会や世界を揺るがした重大な出来事に直面してきたのです。

さらに「ゆとり」を受けただけで世間の目は何かと冷たいですが、「12年間のフルゆとり教育」(小学校入学~高校卒業)を経験したのは、1995年生まれの人たちちだけなのです。

毎年のように事件や災害は起きているとは言えど、社会になるまでの節目節目でこんなに大きな災害や事件が起きているのに直面しているのは95年生まれくらいではないのかなあ?

西暦(和暦)人生の節目とんでもない出来事
1995年(平成7年)誕生!1月 阪神・淡路大震災
3月 地下鉄サリン事件
2001年(平成13年)小学校入学(早生まれ)9.11 アメリカ同時多発テロ
2002年(平成14年)小学校入学ゆとり教育開始
2008年(平成20年)中学校入学リーマン・ショック
2011年(平成23年)中学卒業3.11 東日本大震災
2014年(平成26年)高校卒業・大学入学3月 95年生まれのみ「フルゆとり」終了
2014年(平成26年)大学入学増税(4月から消費税5%から8%)
2016年(平成28年)成人式4月 熊本地震
2018年(年30年)就職イギリスEU離脱で就職氷河期

1. 1995年(平成13年) 0歳、誕生:阪神淡路大震災・地下鉄サリン事件

1995年生まれが誕生した年、日本の歴史に残る震災「阪神淡路大震災」と凶悪事件「地下鉄サリン事件」が起こりました。

阪神・淡路大震災

阪神・淡路大震災
倒壊した阪神高速道 阪神・淡路大震災

1995年1月17日、兵庫県を中心に大地震が発生しました。

この地震は「阪神淡路大震災」と呼ばれ、神戸市をはじめとした都市部で大きな被害が出ました。多くの建物倒壊や火災などで、死者は6,000人を超え、多くの人が家を失ってしまいました。

この震災は、都市部での大地震の恐ろしさや、防災の大切さを改めて教えてくれる出来事となりました。

地下鉄オウム事件

地下鉄オウム事件
地下鉄オウムサリン事件

1995年3月20日、東京の地下鉄でオウム真理教という宗教団体サリンという毒ガスを散布する事件が発生しました。

平日朝の通勤時間帯に5つの路線でサリンが散布されたことにより、13人が亡くなり、多くの人が体調を崩しました。

この事件は「地下鉄オウムサリン事件」として知られ、オウム真理教の危険性が広く知られるきっかけとなりました。

2. 2001年(平成13年) 6歳、早生まれは小学校入学:アメリカ同時多発テロ事件

1995年生まれがやばい・最悪の世代・八方塞がりと言われる理由

2001年9月11日「アメリカ同時多発テロ事件」が発生しました。この日、テロリストたちが乗っ取った旅客機4機が、ニューヨークのツインタワーとペンタゴンに突入したことでツインタワーは崩壊し、多くの人が亡くなりました。

この事件は「9.11テロ」として知られ、アメリカだけでなく、世界中に大きな衝撃を与えました。

この後、アメリカはテロとの戦いを強化し、世界の安全保障状況も大きく変わりました。

3. 2002年(平成14年) 7歳、小学校入学:ゆとり教育開始

ゆとり教育開始

1995年生まれが小学校に入学したタイミングで「ゆとり教育」が開始されました。

新しい学習指導要領の主なポイント(平成14年度から実施)

 完全学校週5日制の下で、各学校が「ゆとり」の中で「特色ある教育」を展開し、子どもたちに学習指導要領に示す基礎的・基本的な内容を確実に身に付けさせることはもとより、自ら学び自ら考える力などの「生きる力」をはぐくむ。

文部科学省のHPより

4. 2008年(平成20年) 13歳、中学校入学:リーマン・ショック

リーマンショック

2008年、アメリカの大手投資銀行「リーマン・ブラザーズ」の経営が破綻(はたん)したことがきっかけで、世界中の金融市場が大混乱に陥りました。これを「リーマン・ショック」と言います。

その結果、多くの国で経済が停滞し、失業者が増えるなどの問題が起きました。

5. 2011年(平成23年) 16歳、高校入学:東日本大震災

東北大震災

2011年3月11日、東北地方沖で巨大な地震が発生しました。この地震は「東日本大震災」と呼ばれ、津波が沿岸部を襲い、多くの建物や家が流されてしまうという甚大な被害を与えました。

さらに、福島県では原発事故も起こり、放射能の影響を心配する声も高まりました。

阪神・淡路大震災以来のこの大きな震災は、我々の防災意識や復興支援などによる絆の大切さを再認識させる出来事となりました。

6. 2014年(平成26年) 18歳、高校卒業:ゆとり教育終了

2014年(平成26年)に高校での「ゆとり教育」が終了しました。

冒頭の年表でも説明したように、小学校から高校までの12年間の「フルゆとり教育」を経験したのは、1995年生まれの人たちだけなのです。

よって、1995年生まれは「フルゆとり世代」と呼ばれることもあります。

7. 2014年(平成26年) 19歳、大学入学:消費税が8%へ増税

2014年4月に、消費税が5%から8%に上がりました。消費税は、私たちが商品やサービスを購入するときに支払う税金です。

消費税アップは、国の借金を減らしたり、社会保障の充実を目指すための一環として行われました。しかし、消費税が上がることで、家計や企業の経済活動が圧迫されるなどの影響が出ました。

8. 2016年(平成28年) 20歳 成人式:熊本地震

2016年(平成28年) 熊本地震

2016年4月、熊本県を中心に大きな地震が2回発生しました。これを「熊本地震」と呼びます。

特に、4月16日の地震はマグニチュード7.3と非常に強く、多くの家や建物が倒壊し、ライフラインが断たれるなど、熊本の人々の生活に大きな影響が出ました。

この地震で多くの人が亡くなり、また多くの人が避難生活を余儀なくされました。

9. 2018年(22歳、就職):イギリスがEUを離脱

2018年6月24日、イギリスがEU(ヨーロッパ連合)を離脱することが決まりました。

これにより、当時、円の価値が急上昇し、1ドルが99円になりました。

さらに、当時、2018年に卒業する学生たちの就職の難しさが話題にもなり、ツイッターでは「18卒」というキーワードがトレンドになり盛り上がりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。1995年生まれの世代にとって、人生の節目でこれだけ大きな出来事が重なると、この世代が「やばい」「最悪の世代」「八方塞がり」と言われる理由が、お分かりになったのではないでしょうか。

1995年生まれの年表を見るたびに災難という言葉が思いかびます。

  • 社会に大きな影響を与えた震災や重大事件が節目にあった
  • 小学校入学から高校卒業までの12年間全てがゆとり教育(フルゆとり)

1995年生まれの人たちは、こんな厳しい時代を生きて成長してきたからこそ、周りに流されず芯を持った人が多いとも言われてます。1995年生まれの活躍が日本の未来を明るくすることを期待してます。